難しい舵取り

食欲の秋なのに…食欲が湧かない。

気分的なものなのか、それともただの老い?笑笑

美味いものを食べると元気が出る…はず…なので、食べたいものを探すことから始めてみます♪(^^)/

さて、先週末は地元の中学校が複数集まる練習試合に、クラブチームの我がSILVER SHARKSが参加させていただきました!

中学部活動で、今週から始まる秋季大会に向けた調整の場として組まれた練習試合。

お邪魔にならないようにと参加させていただきました。

長年ミニバスを指導し、そして今、U15のクラブチームを指導していますが、私も指導経験のない中学部活動の難しさを垣間見ることができました。

バスケの始まりとは言え、ミニバスから経験している子と、中学からバスケを始めた子、そのスキルや感覚には随分と差があります。

そういった子ども達を一つのチームとして指導し、育てておられる先生方のご苦労は、ミニバスを指導してきた私にも少なからずわかります。

もしかしたら、ミニバスよりも難しい舵取りをされているように思うのは、私だけでしょうか。

中学生ともなると、身体的に大きな変化があるので、身長だけじゃなく、体格、スピート、パワーと筋力がどんどん増していきます。おつむはまだちょっと、発展途上の子は…いますがね。笑笑

車で言えば、馬力やトルクといった話で、その分、スピードや加速度が出る車に進化していきます。

そんな中、その体をコントロールするステアリング、いわゆる「ステップ」や、ブレーキといった「止まる技術」がまだまだ整備されていない選手は、時に暴走し、事故を起こします。

単独事故であればいいのですが…大抵の場合、「もらい事故」に合います。。。

言葉では優しいですが、それを見ている先生方は、気が気ではないと思います。

だからといって「頑張るな!」とは言えないですよね。

さらに、自我が芽生えてきていることで、個々が「意思」を持ち始めているということ。

その意思も、自己主張とのバランスで、時に「曲がった意思」となることもありますから、それはそれで厄介な時があるでしょうね。私も昔、そうだったかもと…笑笑

一生懸命に頑張っている子ども達、「自分(だけ)の力で何とかしよう」と精一杯の努力を見せようとする姿が、同じ指導者として、逆に歯がゆいところもありますね…。

部活動という枠組みは、そのチーム造りの目的も、子ども(選手)によって受け取られ方も違ってくる…中には「嫌でも仕方なく部活へ行ってます」的な発言をする子もいて、「なら来るなよ!」と、先生方も言いたくなるでしょうね…。でも言えない、何とも難しい。。。

もし私が顧問の立場なら…と、勝手に妄想して、こういう子にはどう言うかな?こう場合はどう声掛けするかな?自分なら怒っちゃうかな?…とか色々考えますね。

教育という要素を多く含む中学部活動。

時に子どもらに馬鹿にされ、文句も言われながらも「面倒をみる」…まさに今の先生方のためにあるような言葉ですね。笑笑

この先、中学部活動を民間委託する「地域移行」が始まります。

そういった幅の広い子ども達を受け入れ、部活動の代役を果たす。

実に難易度が高い取り組みを、民間委託することで生まれる多くの課題を、我々がどう対処するのか…「我が子なら」と感情移入できるだけのキャパは、私にはもうなさそうです。。。

スポーツ界にとって、大きな節目となりますね。

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